新参者

最終更新日時:2014-03-10 21:42:26
東野圭吾



加賀恭一郎シリーズ。
日本橋で45歳の女性の死体が発見された。
日本橋署へ異動になったばかりの加賀恭一郎は、未知の街、日本橋の商店街を聞き込みを行うために歩き回る。


感想


それぞれの章でそれぞれの主人公の物語が描かれ、それらが伏線となって最終的にまとまる、、という爽快感が味わえました。
それぞれの話は伏線というだけでなく、それぞれそれなりの結末があるので、短編集を読んでいる気分になりますね(^_^;
ミステリーというよりは商店街の人情話という性格の方が強いかも(^_^;
ミステリー的な要素は標準レベルなので傑作!とは言いませんが、なかなか心温まる話ばかりで、読んでいて気持ちよいです。
それらの人情話に加賀恭一郎が一役噛んでいく、、、というのがとても良かったです。
加賀恭一郎がまた一段と魅力的な人間になりました( ̄ー ̄)

***以降ネタバレあり***

短編のうちでも後半の方が事件に直接関わってくる構成になってしまっていたので、物語としてはスッキリと入ってきますが、はっきり言って前半部分はあまり事件と関係が薄いので、いわゆるどんでん返し的なことが全くなく、意外性があまりありません(^_^;
これはミステリー的にはどうなのか、、、ということで評価が分かれそうな気がしますね~
犯人が登場するのがそもそもかなり後半というのは、なかなか珍しいのでは?
しかし、東野圭吾の作品としては珍しく(笑)動機が納得行くもので、その動機に対して、昔息子の違反を隠蔽した警部に犯人の自白を説得させるというストーリーは素晴らしかった。
大作や本格派と言われる作品ではないと思いますが、とても良い作品だったと思います。

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