日韓W杯:Bグループ1回戦 スロベニア-スペイン

最終更新日時:2010-12-03 16:17:12
日韓ワールドカップ回想録

試合結果


3-1 スペイン勝利

得点:ラウル(スペイン)、バレロン(スペイン)、チミロティッチ(スロベニア)、イエロ(スペイン)

感想


ラウルうめぇ~!!!!

まあ、この試合はこれに尽きます(^_^;
私が現時点での世界最高のFWだと思っているラウル。
はっきり言って動きはいまいちでしたが、先取点での冷静なフェイントからの股抜きゴールは素晴らしかった!!
どうしてこんなに冷静でいられるのか。
前半のスペインは本当に数少ないチャンスしかなかったので、このゴールはめちゃめちゃ大きかった。
あと、ダイレクトパスやおとりになってのスルーなどいわゆるファンタジスタっぽいプレーもいくつかあり、総合的なテクニックの高さを見せてくれました。
FWながら守備もかなり頑張ってたし、後は、ラウル得意のオフサイドぎりぎりのラインからDFの後ろを取るようなプレーが出てくれば完璧でしょう。
エンリケの動きの良さもこの試合では目立っていた。
ラウルのゴールを生み出したのもエンリケのドリブル突破からだし。
エンリケの突破力はなかなかのものがありますな。
スペイン2点目はデ・ペドロのグラウンダーのアーリークロスをバレロンがダイレクトで決めたもの。
これは美しいゴールだった!
この時のデ・ペドロの状況判断はすごいね。
まさにあそこしかないというところへ絶妙なスピードでのセンタリング。
バレロンも簡単に決めたように見えたが、角度も無いし、見た目ほど簡単ではなかったと思う。
あっさり決めてしまうところに、レベルの高さが垣間見えた気がする。
こう考えてみると、本当にスペインは一人一人の技術のレベルが高い!!
対するスロベニアだが、前半ははっきり言って完全にスロベニアペースと言っていいほどの良い試合をしていた。
技術が高いというわけでもないし、身体能力が高いというわけでもない。
でも、組織が非常にしっかりしている。
中盤から早めのプレッシャーをかけ、絶えず攻勢。
ラウルの一撃が無ければ・・・という感じですな。
スロベニアの1点目はチミロティッチがアチモビッチとのワンツーから抜け出してのゴール。
これも素晴らしいプレー!
前半は攻めに攻めながらいまいち決定的なところまではいけなかったのがウソのようなキレイなゴール。
そして最後にモリエンテスがペナルティエリア内でファールをもらってPK職人イエロがPKを決めてスペインの3点目が入り、結局3-1でスペイン勝利。
ただ、このモリエンテスのファールはちょっとスロベニアのDFには厳しかった。
たしかに足をかけてしまってるのでファールなのだろうが、明らかに故意にやってないし、あれくらいは流してもいいと思うんだけどね。。。
それ以上に変だったのがチミロティッチがスペインのペナルティエリア内で倒されたシーン。
これはファールでしょう。
スローで見たけど、かなりチミロティッチは押されている。
まあ、一歩譲ってノーファールだとしてもあれでイエローはないよな~
あれじゃあチミロティッチが可哀想だって。
この2つのジャッジによっては2-2で引き分けという結果も考えられたわけで、3-1という得点ほどスペインとスロベニアの間に力の差は無いように感じました。
スロベニアは不運だったというしかないですね。

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