CentOSにPHP5.2系をインストール
概要
2011年8月現在、CentOSの5.xでは、PHPは5.1系がパッケージとして用意されています。
しかしながら、WordPress等ではPHPのバージョンとして5.2系を要求するものもあり、このためCentOSのデフォルトの状態では WordPress のようにインストールできないアプリケーションが出てきてしまいます。
解決方法としては、PHP パッケージをバッサリ削除して、ソースコードからインストールするというのもありですが、もともとサービスを提供している環境ではこのようなドラスティックな変更はなかなかできません。
従って、ここでは PHP-5.2 系のパッケージをCentOS上にインストールする方法を紹介します。
インストール方法
Utter Ramblingsで、CentOS用の PHP-5.2系の rpm が公開されていますので、これを使います。
まずは、/etc/yum.repos.d/utterramblings.repo というファイルを以下の内容で作成します。
[utterramblings] name=Jason's Utter Ramblings Repo baseurl=http://www.jasonlitka.com/media/EL$releasever/$basearch/ enabled=1 gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
あとは、普通に yum を使ってアップデートすればOKです。
# yum update php*