君たちに明日はない

リストラ斡旋会社の社員が主人公の短編集です。
が、それぞれの話が多少リンクしているので、長編小説と言えないこともない(^_^;
それぞれターゲットとなる企業が出現するのですが、明らかにモデルとなっている企業が分かるので、こんなの書いていいのか！？と心配になります（笑）

以下の短編からなります。

・怒り狂う女
・オモチャの男
・旧友
・八方ふさがりの女
・去りゆく者

感想

リストラ斡旋会社の社員という設定がなかなかおもしろいです。
実際には、それを本業だと公開しているような会社は無いと思いますが、裏家業？でやっている会社はありそうな気がするし(^_^;
そういう、ありそうで無いものといった設定がまずおもしろいですね。
そして、退職を決意させるまでのプロセスが非常に分かりやすく描かれているので、大変参考になりますｗ
なんの参考かは気にしない方向で(/_＼*)
強いて不満を言えば、それぞれの登場人物のオチが微妙な感じがしますね。
基本的には、それぞれの伏線が、最後にはバシッと全て収まるタイプの話が好きなので(^_^;
いかにもまだまだ続くよ～的なのは不満なのです(^_^;