dnscache:プライベートIPの逆引き設定
最終更新日時:2013-02-07 15:05:58
djbdns
djbdns
概要
dnscache は与えられたドメインもしくはIPアドレスに従って、外部のサーバに問い合わせに行きます。
従って、デフォルトではプライベートIPの逆引きも外部のサーバに問い合わせに行きます。
現状では、以下のサーバに問い合わせに行くようです。
blackhole-1.iana.org blackhole-2.iana.org
もちろん、プライベートIPの逆引き設定なんてものは存在しませんので、上記のサーバから有効な情報は返ってくることはありません。
従って、一見問題はないのですが、何らかの理由により上記のサーバからの応答が非常に遅かったりすると、LAN 内の IP を解決するだけのために非常に時間がかかってしまったりします。
そのため、dnscache に何らかのプライベートIPの逆引き設定を行っておくことをおすすめします。
設定方法
一番良いのは、LAN 内の IP の逆引き設定を tinydns に設定し、dnscache からはそのサーバに問い合わせに行くことです。
例えば、192.168.0.0/24 については他のサーバ 192.168.0.100 に問い合わせに行かせる場合には、root/servers/0.168.192.in-addr.arpa というファイルに
192.168.0.100
と記述します。
LAN 内の IP の逆引き設定をわざわざ行うのは面倒、、、ということも多々あるかと思いますが、そういった場合には単に
#
と記述しておけば、外部に問い合わせに行くことはせず、SERVFAIL が即座に返るようになります。
SERVFAIL が返るのは少々気持ち悪いですが、外部に問い合わせに行ってしまうよりはマシなので、これを設定するようにします。