SMTPの整備
最終更新日時:2007-04-17 16:23:27
自宅サーバへの道
自宅サーバへの道
基本的にはプロバイダのSMTPサービスや会社等外部のSMTPサービスを使ってメールを送っていても問題ありません。
が、自宅サーバでSMTPサービスを稼働させて、自宅サーバのSMTPを使ってメールを送ると以下のようなメリットがあります。
・接続制限等が自分で決められるので、複数の環境からメールを見る人にとってはメールの設定を統一しやすい。
接続元IPの設定、POP before SMTP or SMTP Auth、Outbound Port25 Blockingのような制限も独自に決められる
・設定次第では暗号化することができる
そこで、私は以下のような環境を構築しました。
・MTAはPostfix(以前、ローカル送信のみで動かすように設定したものから置き換える)
・中継の認証はSMTP Auth
今回はSMTP自体の暗号化は行いませんでした。
SMTP Auth対応Postfixのインストール
SMTP Authに対応したPostfixですが、インストールおよび設定の詳細はPostfixでSMTP Authを参照してください。
SMTP Auth対応のPostfixをインストールしたら、認証用のユーザーを作成します。
認証用ユーザーの作成についてはCyrus SASLを参照してください。
ここまで終わったらメーラーにSMTP Authの設定をして実際にメールを送ってみます。
なお、SMTP Authの認証時の暗号設定がplainになっている場合には暗号化されない状態で認証が行われますので、セキュリティ的にあまりよろしくありません。
可能な限り暗号化する設定にしましょう(たいていのまともなメーラーならSMTP Authの認証は暗号化対応しています)