KVM:仮想イメージ作成

最終更新日時:2014-03-12 16:29:06
Linux系

KVM で仮想イメージを作成する際のメモです。
ストレージプールは既に用意されていることが前提となります。

まず、論理ボリュームを作成します。
以下は、kvm_test というストレージプールから、test01-root,test01-swap という論理ボリュームを作成する例です。
それぞれ、10GB, 1GB 作成します。

 # virsh vol-create-as kvm_test test01-root 10240M
 # virsh vol-create-as kvm_test test01-swap 1024M


次に、仮想イメージを作成し、OS をインストールします。

 # virt-install --connect qemu:///system \
                --cdrom=/path_to/CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD1.iso \
                --name test01 \
                --os-type=linux \
                --os-variant=rhel6 \
                --vcpus=1 \
                --ram=1024 \
                --disk vol=kvm_test/test01-root,bus=virtio \
                --disk vol=kvm_test/test01-swap,bus=virtio \
                --network bridge:br0,model=virtio


--cdrom で指定したものが、インストールする OS のイメージとなります。
あとは、通常通り OS をインストールすればOK、、、、なのですが、私の場合は、上記で CUI インストールをしようと思ったのですが、うまくいきませんでした(/_\*)


リモートでのインストール


ホストサーバへリモートからログインし、上記の手順で実行することで、仮想イメージを作成できると思ったのですが、うまくいきませんでした。
結局あきらめてホストサーバの GUI を直接操作して仮想イメージを作成したのですが、念のためメモに残しておきます。

上記を実行すると、以下のような通常 OS をインストールする際に出てくるメニューが表示されます。

        +----------------------------------------------------------+
        |                  Welcome to CentOS 6.5!                  |
        |----------------------------------------------------------|
        | Install or upgrade an existing system                    |
        | Install system with basic video driver                   |
        | Rescue installed system                                  |
        | Boot from local drive                                    |
        | Memory test                                              |
        |                                                          |
        |                                                          |
        |                                                          |
        |                                                          |
        |                                                          |
        |                                                          |
        |                                                          |
        +----------------------------------------------------------+
 
                        Press [Tab] to edit options
 
                      Automatic boot in 58 seconds...


ところが、これで "Install or upgrade an existing system" を選択すると、インストールが始まったように見せつつブラックアウトしてそのままの状態となってしまいます。
以下のオプションをそれぞれ試してみたのですが、効果無しでした。

 --graphics none
 --graphics none
 --serial pty
 --console pty
 --noautoconsole


また、--cdrom を --location に変更し、--extra-args='console=tty0 console=ttyS0, 115200n8' を付加してみましたが、この場合には cdrom からの起動自体が正常に動作しないようです。

ということで、以下のように妥協して VNC でインストールしようと思ったのですが、、、

 --graphics vnc,listen=0.0.0.0,port=5901,keymap=ja,password=testpass


結果は、、、、

 Starting install...
 ドメインを作成 中...                                                                       |    0 B     00:00
 ディスプレイをオープンできません:
 利用可能なコマンドラインオプションの完全な一覧を確認するには 'virt-viewer --help' を実行してください
 Domain installation still in progress. You can reconnect to  the console to complete the installation process.


と表示されて終了してしまいます。
ただ、VNC のポートはちゃんと生きているので接続してみたのですが、接続してすぐに終了してしまいます。
※接続に失敗した??
なぜか Mac 機(関係あるかどうか不明ですが)の VNC からは接続できたりするのですが、かなり意味不明です。。

他にも X をリモートに飛ばして表示させることも可能なのですが、X クライアントをインストールするのが面倒なので却下(^_^;

ということで、結局実機上で操作してインストールしたので、CUI インストールする方法をご存じの方、教えていただけると幸いです(/_\*)

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