CyberoamのUTMにVPN接続する
OpenVPN
Windows での接続は指定されたクライアントソフトを使えば簡単に使用できます。
が、Linux からの VPN 接続の方法が業者から提示されていなかったので、紹介します。
環境は CentOS-6.x ですが、OpenVPN が使える OS であればほぼ同じ要領で使えると思います。
OpenVPN のインストール
他の手段もあるのかも知れませんが、OpenVPN で接続されることを UTM 側で意識していると思われるので、まずは OpenVPN をインストールします。
RedHat 系であれば yum でインストール可能です。
OpenVPN の一般的な内容は、OpenVPN をどうぞ。
設定ファイル取得
UTM 側で用意されているポータルサイトから設定ファイルを取得します。
ポータルサイトにログイン後、
Download SSL VPN ClientConfiguration - MAC Tunnelblick
をクリックすると設定ファイルのアーカイブがダウンロード出来ます。
日本語であれば、以下です。
クライアント設定(MAC Tunnelbick向け)
clientbundle.tgz というファイルでダウンロードされますので、展開します。
すると、以下のファイルが出てきます。
・client.ovpn
・UserPrivateKey.key
・UserCertificate.pem
・RootCertificate.pem
確認
上記のファイルがそのまま使えます。
client.ovpn は名前から推測できるように、OpenVPN 用の設定ファイルになっていますので、まずはこれらのファイルを使って確認してみます。
上記4ファイルのあるディレクトリに移動し、以下を実行します。
# openvpn --config client.ovpn
ユーザー名とパスワードを求められるので入力します。
以下のような表示が出てくれば正常に実行されたことになります。
Initialization Sequence Completed
openvpn コマンドはデフォルトではデーモンにはならないので、Ctrl+C 等で終了させます。
終了させる前にログを確認し、route -n や ping 等で接続が有効であることを確認しましょう。
その他
UTM 側の設定によっては、別途ルーティング等を設定する必要があるかと思います。
その辺りは UTM 固有ではなく OpenVPN の話になってくるので、OpenVPN を参照ください。