Apacheのインストール

最終更新日時:2011-05-16 00:00:00
Apache

概要


Apache は、1.3系と2系があります。
いずれも、日本 Apache ユーザ会あたりからアーカイブをダウンロードできます。

2系


httpd-2.2.17 の例です。

アーカイブをダウンロードしたら適当なディレクトリに展開します。

 % gzip -dc httpd-2.2.17.tar.gz |tar xvf -
 % cd httpd-2.2.17


次に展開したディレクトリに移り、configure を実行します。

 % ./configure --with-mpm=prefork


--with-mpm=preforkはリクエストをプロセス単位で処理する、つまり1.3系と同様とする指定です。
2系ではスレッドによる処理も出来るので、性能を重視する際にはスレッドでの処理を検討するべきでしょう。
あとは、通常通り。

 % make
 % su
 # make install



1.3系


apache_1.3.37 の例です。

アーカイブをダウンロードしたら適当なディレクトリに展開します。

 % gzip -dc apache_1.3.37.tar.gz | tar xvf -
 % cd apache_1.3.37


次に展開したディレクトリに移り、configure を実行します。
Apache の configure には数多くのオプションがありますが、ここでは私がよく使用するオプションを紹介します。

 % ./configure --enable-module=so \
    --enable-rule=SHARED_CORE \
    --disable-rule=EXPAT \
    --enable-module=most \
    --enable-shared=max


--enable-module=most は指定可能なモジュールを全て指定、--enable-module=so は DSO 対応のビルドを行うという指定です。
DSO (Dynamic Shared Object) とはあらかじめ Apache 本体にモジュールを組み込んでおかなくても後から動的にモジュールを追加できる仕組みのことを言います。
DSO を有効にしておかなかった場合には、なんらかのモジュールを追加したい場合には Apache 自体を再コンパイルする必要があります。
従って、DSO は必須ではありませんが、後々拡張する可能性がある場合にはとても便利です。

また、--prefix を指定することによって、Apache のインストールディレクトリを指定することができるので、デフォルトのディレクトリ( /usr/local/apache )にインストールしたくない場合には --prefix で指定します。

configure が正常に完了したら make, make install してインストールは終了です。

 % make
 % su
 # make install


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