lftp

lftp とは

lftp は、ヒストリーや補完等 shell っぽい操作やミラーリング、ブックマーク等様々な機能を付与した FTP コマンドです。
通常の FTP ではかなり基本的な操作しかできないので、とても重宝します。

インストール

lftp-3.3.3 の例です。

lftp 公式サイトからアーカイブを取得し、解凍します。

 % bzip2 -dc lftp-3.3.3.tar.bz2 | tar xvf -
 % cd lftp-3.3.3

あとはおきまりの手順。

 % ./configure
 % make
 % su
 # make install

使用方法はlftp を使おうで解説されてるので、ご参考ということで(/_＼;)

設定について

lftpではいろいろ設定が出来るのですが、設定ファイル以外でも、lftp 実行後に設定を行うことが出来ます。
設定可能な項目および現在の設定値については以下で確認可能です。

 > set -a

大量に設定項目が表示されると思いますが、一度くらいはどのような設定項目があるのか見ておくのも良いでしょう。

AUTH TLSでログインできない

lftp を使うと特定のサーバに対してだけ、正常に動作しないという現象が起きました。
具体的には、cd は実行できるが、ls するとタイムアウトまで実行し続ける（接続できない？）といった現象です。
この時は、ftp コマンド等であれば正常に動作しました。

このような時は、まず lftp 上で debug コマンドを実行してデバッグレベルを上げ、現象の詳細を確認します。

 > debug 10

問題となる動作を実行してみます。

 > ls
 ...
 ---> FEAT
 <--- 530 Please login with USER and PASS.
 ---> AUTH TLS
 <--- 234 AUTH TLS OK.
 ---> USER xxxx
 `ls' (現在 0 バイト) [ログインしています...]

なぜか AUTH TLS しています。
これをオフにすると正常に動作するようになりました。

 > set ftp:ssl-allow off