qmail
qmailとは
qmail は MTA(Mail Transfer Agent) つまりメールサーバと呼ばれているものの1つです。
MTA の代名詞ともいえる sendmail が複雑怪奇極まりない仕様なのに対し、qmail はその設定方法が独特ではあるものの比較的設定が容易です。
また、同じ djb 氏のツールである tcpserver と組み合わせることにより、容易にセキュリティ的にも安全なものにすることが可能ですし、様々なパッチがあるので LDAP 対応にしたり SPAM 対応を行ったりといった様々な拡張に対応できます。
インストール
netqmail-1.05 の例です。
※ netqmail-1.05 は qmail-1.03 に様々なパッチがあたったもの。
netqmail の配布サイトから netqmail のアーカイブを取得し、展開、パッチをあてます。
% gzip -dc netqmail-1.05.tar.gz | tar xvf - % cd netqmail-1.05 % ./collate.sh
ここからは root 権限での作業となります。
まず、qmail のインストールディレクトリの作成します。
% su # mkdir /var/qmail # chmod 1755 /var/qmail
次に、ユーザの作成を行います。
ユーザ作成用のファイルがあるので、これをコピーして中身を編集して使うと便利です。
# cd netqmail-1.05 # cp INSTALL.ids IDS # vi IDS # sh IDS
これで準備完了なのでコンパイル/インストールします。
# make setup check
最後に、設定スクリプトを実行してデフォルト設定をコピーします。
# ./config-fast domainname
その他
qmailの設定や実行方法は非常に様々なパターンがあるのでここでは紹介しません。
それぞれのメモを参照してください。