qmailの設定
qmailの設定
qmailの設定項目は多数有り、その上各種パッチで設定可能な項目があることを考えると、非常に膨大な量となります。
従って、ここでは主に私が設定するようなごく基本的な設定を紹介するにとどめます。
基本的な設定方法
qmailに関する設定は、qmailのインストールディレクトリが/var/qmailだとすると、通常は/var/qmail/control以下に各種ファイルを作成することにより設定できます。
なお、/var/qmail/control以下のファイルを修正した際には、通常qmailの再起動が必要となります。
再起動が不要な場合もありますが、念のため再起動しておいた方が無難でしょう。
基本設定
インストール直後に、config-fastを実行することにより、以下のもっとも基本的な設定ファイルを作成することが出来ます。
ファイル名 | |
---|---|
defaultdomain | 省略時のドメイン名。設定は必須ではなく、設定していない場合にはmeの設定が使われます。 |
locals | ローカルのメールアドレスとしてみなすドメイン名 |
me | メールサーバのホスト名 |
rcpthosts | RCPTを許可するドメイン名。通常はこのメールサーバで受信したいドメイン名を設定する |
plusdomain | 追加するドメイン名。省略した場合にはmeが使われる |
リレー設定
特定のドメイン宛のメールを特定のメールサーバにリレーすることができます。
これにより、例えば携帯アドレスへのメールは自宅サーバから直接送信せず、プロバイダのメールサーバを経由させたりするといったことが可能です。
なぜ、そんなことが必要なのかは、特定のドメイン宛のメールを特定の SMTP サーバにリレーをどうぞ。
設定方法は、smtproutesを以下のような内容で作成します。
docomo.ne.jp:xxx.xxx.xxx.xxx ezweb.ne.jp:xxx.xxx.xxx.xxx
xxx.xxx.xxx.xxxはリレー先のメールサーバです。
もちろんリレー先のメールサーバでもリレーを許可するよう設定しておく必要があります。