Apache JServ
Apache
Apache JServ は Java で書かれたサーブレットエンジンで、これを使うことによって、Apache 上でサーブレットを使うことが可能となります。
ただ、現在ではサーブレットエンジンとしては完全に Tomcat の方が主流となっているので、これからサーブレット環境をインストールしようとしている人は Tomcat を使うことをおすすめします。
Apache JServ のインストール
ApacheJServ-1.1.2 、DSO サポート無しでの例です。
JDK と JSDK2.0 を前もってインストールしておく必要があります( JSDK は 2.0 以外は不可)
The Apache JServ Project からアーカイブを取得し、展開します。
展開したディレクトリで
% ./configure --with-apache-src=/path_to/apache_1.3.22 % make % su # make install
Apache のソースディレクトリに移動し、
% ./configure --prefix=/usr/local/apache-jserv --enable-module=most --activate-module=src/modules/jserv/libjserv.a % make % su # make install
設定
httpd.conf から jserv.conf をインクルードするよう以下を追加します。
Include /usr/local/jserv/etc/jserv.conf
動作確認
example ディレクトリに Hello.class と IsItWorking.class があるので、これをブラウザで閲覧することで動作確認ができます。
まず、以下のように example ディレクトリの設定をします。
・/usr/local/jserv/etc/jserv.conf の jserv.confApJServLogFile を適切なファイルに変更
・/usr/local/jserv/etc/jserv.properties の zones に example を追加
・/usr/local/jserv/etc/jserv.properties に example.properties=/home/koumei2/tmp/ApacheJServ-1.1.2/example/example.properties を追加
・/usr/local/jserv/etc/jserv.properties の log.file を適切なファイルに変更
・example.properties の repositories を適切なディレクトリ( class ファイルのあるディレクトリ)に変更
設定後、 http://servername/example/Hello で確認します。