Nagiosのインストール
Nagios
Nagiosのインストール
nagios-3.0.4の例です。
まず初めに、Nagios 用のユーザ、グループが必要となるので作成します。
# useradd nagios -d /usr/local/nagios # chmod 755 /usr/local/nagios
次に、Web上でのコマンド操作を可能にするため、Nagiosのコマンド実行用グループを作成します。
WebサーバはApacheとし、Apacheはapacheユーザーで実行されているものとします。
# /usr/sbin/groupadd nagcmd # /usr/sbin/usermod -G nagcmd nagios # /usr/sbin/usermod -G nagcmd apache
これで準備ができたのでNagios 公式サイトよりアーカイブ、プラグインを取得し、展開します。
※プラグインは必ずしも必要ではない
% gzip -dc nagios-3.0.4.tar.gz | tar xvf - % gzip -dc nagios-plugins-1.4.13.tar.gz | tar xvf - % gzip -dc nagiosmib-1.0.0.tar.gz |tar xvf - % cd nagios-3.0.4
※nagiosmibは展開するとMIBというディレクトリに展開されるが、現在まだ使用方法不明(/_\;)
コマンド実行用グループを指定してconfigureを実行します。
% ./configure --with-command-group=nagcmd
あとは以下のようにしてNagiosをビルドして、インストールします。
make install-init
は起動スクリプトを、make install-commandmode
はコマンドのパーミッションの設定を、make install-config は設定ファイルのサンプルのインストールを行います。
必要であれば、make install-html
してドキュメントもインストールします。
% make all % su # make install # make install-init # make install-commandmode # make install-config # make install-html
本体のインストール後、必要であれば以下のようにプラグインをインストールします。
% cd ../nagios-plugins-1.4.13 % ./configure % make % make check % su # make install
設定はNagiosの設定のメモを参照。
起動方法
基本的には/etc/init.d/nagiosを使って起動、停止、再読み込み等を行います。
インストール直後はOS起動時に起動されるようになっていませんので、以下のように設定しておきます。
# chkconfig --add nagios # chkconfig nagios on
設定ファイル設定後は以下のようにして確認してみます。
# /usr/local/nagios/bin/nagios -v nagios.cfg
/etc/init.d/nagios checkconfig
でも確認できますが、上記の方が問題となっているコメントが出てきてわかりやすいので、上記を使用した方がよいでしょう。
設定が問題ないようであれば以下のようにして実行します。
# /etc/init.d/nagios start
initスクリプトを使用しない場合には、以下で実行します。
# /usr/local/nagios/bin/nagios -d nagios.cfg
-dを付けない場合にはデーモンとして実行されません。
Apache の設定
Nagiosが正常に稼働できたら、Nagiosの監視状態をWeb上で閲覧できるよう設定します。
httpd.confに以下のようにScriptAliasとAliasを設定します。
必要であれば(たいてい必要でしょう)Basic認証の設定を行っておきます。
ScriptAlias /nagios/cgi-bin/ /usr/local/nagios/sbin/ <Directory "/usr/local/nagios/sbin/"> AllowOverride AuthConfig Options ExecCGI Order allow,deny Allow from all </Directory> Alias /nagios/ /usr/local/nagios/share/ <Directory "/usr/local/nagios/share"> Options None AllowOverride AuthConfig Order allow,deny Allow from all </Directory>