Launchy

最終更新日時:2009-10-19 00:00:00
Windowsのツール

概要


LaunchyはWindows上で動作するランチャーソフトです。
※Linux版もありますが私は未使用

通常、アプリケーション実行する際に行う以下のような操作を一元化することができます。
・デスクトップ上のアイコンをクリック
・スタートメニューから選択
・クイックランチ(通常スタートメニューの横にある)をクリック
・コマンドを実行
・URL呼び出し

Launchyの操作はキーボード上から便利に使用できるように設計されているので、マウスを極力使いたくない人には非常に有用です。
また、様々なプラグインやカスタマイズが可能なので、上記で挙げた例以外にもいろいろ追加することができます。

インストール


以下の配布サイトからアーカイブをダウンロードします。
インストールは通常のアプリケーションと同様、インストーラを実行するだけでOKです。

http://sourceforge.net/projects/launchy/files/Launchy%20for%20Windows/

Launchyは常駐させて、必要な際に呼び出すという形式で使用しますので、インストールすると自動的にスタートアップに登録されます。

日本語化


基本的には日本語化しなくても問題なく使えるのですが、メニューやオプションを日本語化するパッチが以下にあります。
ダウンロード後、インストール箇所で展開するだけで日本語化することができます。

http://axasia.seesaa.net/article/111073626.html

使用方法


Alt+Space で常駐している Launchy が呼び出されて画面が出てきます。
ここに例えば「fire」と打ち、その後に Tab を押します。
すると、「firefox.exe」と補完されます。
※環境により、異なります。
ここで Return を押すと、Firefox が起動されます。

といった感じです。
このような操作で様々なアプリケーションを実行することができます。
これだけでも十分有用かと思いますが、インストール直後の状態では不要なものが数多くありますので、ある程度カスタマイズすることをお勧めします。

簡易電卓


本来の使用方法とは外れますが、Launchy は簡易電卓としても使えます。
例えば、1+2+3+4と入力すると答えである10が表示されます。
なお、この機能はデフォルトで有効になっている Calcy というプラグインによって実現されています。

カスタマイズ


私が行ったカスタマイズについて簡単に紹介します。

カタログ


Launchy の基本はディレクトリ検索です。
「デスクトップ」「クイックランチ」「スタートメニュー」等は全てそれに対応したディレクトリを指定し、それらのディレクトリをインデックス化して検索することによって実現しています。
従って、特定のディレクトリをカタログとして指定しておけば、そのディレクトリ以下のファイルはLaunchy上から実行可能となります。
例えば、マイドキュメントをカタログに指定すれば、マイドキュメント下のファイルはLaunchyで実行することができるようになります。

Weby


Webyはデフォルトで有効となっているプラグインです。
Webyを設定することにより、任意の URL を呼び出すことができます。
以下、設定例です。

nameURLQuery
Lightlyhttp://fujisawa.homedns.org/
Googlehttp://www.google.co.jp/search?source=launchy&q=%s
Mapshttp://maps.google.co.jp/maps?q=%s


なお、デフォルトでは海外で有用なURLがいろいろと設定されていますが、これらは日本では不要なものが多いのでバッサリ削除するか、日本語用のURLに修正するかしておいた方がよいです。

Runner


コマンドラインによる実行を設定することが出来ます。
本来の意味でのランチャーですね。
デフォルトでは、cmd コマンドの実行のみ設定されているので、他にコマンドライン指定したいアプリケーションがあれば追加しましょう。
ちなみに、cmd コマンドの path の各 OS による差違については対応していないようなので、デフォルトで設定されているpathを使用する OS の path に修正する必要があります。

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