ieServer
ダイナミックDNS
概要
URL:http://ieserver.net/
日本語のサービスで使い方も簡単なので、手軽にダイナミックDNS(DDNS)を使うには非常に便利です。
また、GnuDIP対応のダイナミックDNSサービスなので、自動更新の設定が簡単にできます。
自動更新
以下、ieServerでIPを自動更新する方法です。
ieServerはGnuDIPに対応しているので、GnuDIPのクライアントを使います。
インストール
GnuDIPのクライアント用のアーカイブをGnuDIP Client Software からダウンロードし、展開します。
展開場所=インストール場所となるので、適当な位置で展開します。
% cd /path/to/anywhere % gzip -dc gnudip-2.3.5-gdipc.tar.gz | tar xvf -
Perlプログラムなので、基本的にはこれでインストールは完了です。
設定
bin/gdipc.plが自動更新プログラムとなります。
まずは、これを使って設定ファイルを作成します。
下記の例では xxx.conf という名称で設定ファイルを作成します。
% bin/gdipc.pl -c -f /path/to/anywhere/xxx.conf
上記を実行するとインタラクティブに設定を聞かれるので、適宜設定します。
Using Update Configuration Mode Configuration file name: /path/to/anywhere/xxx.conf Username: koumei2 Domain: dip.jp Connect by direct TCP (d) or web server (w) [d]: d GnuDIP Server - host[:port]: ieserver.net Password: xxxxxxxxxx Cache File [/project/gdipc/gdipc.cache.koumei2.dip.jp]: Minimum Seconds Between Updates [0]: Maximum Seconds Between Updates [2073600]:
設定ファイルが正常に作成できたら、実際に更新をしてみます。
実行
以下のようにしてIPを更新することができます。
% gdipc.pl -f /path/to/anywhere/xxx.conf -q yyy.sh
yyy.sh は IP アドレスを取得するプログラム名です。
もし固定IPであれば、yyy.shの内容は以下のような感じでもよいでしょう。
echo "xxx.xxx.xxx.xxx"
手動で実行して正常に更新できたら crontab 等に登録して、定期的に更新するようにします。
IP アドレスが更新された時にあわせて更新することがベストですが、3ヶ月使用しないと削除されてしまうので定期的に更新させる必要があることに注意してください。
※2015/07/25 現在、GnuDIP による更新が出来なくなっています。
以下のようなエラーが出て、正常に更新できません。
==== gdipc.pl running: xxx xxx xxx ==== Configuration file name: /project/gdipc/gdipc.conf Cache file name: /project/gdipc/gdipc.cache.lightly.dip.jp Query command returned address xxx.xxx.xxx.xxx Attempting update at ieserver.net ... Could not connect to ieserver.net:3495