miniDNS
最終更新日時:2009-12-28 18:23:11
ダイナミックDNS
ダイナミックDNS
概要
URL:http://www.minidns.net/
ieServerと同様に日本語のサービスで使い方も簡単なので、手軽にDDNSを使うには非常に便利です。
ieServerと異なるのは、自動更新対応が独自プログラムとDiCEであることです。
DiCEはWindows環境でしか動作しませんので、それ以外のプラットフォームでは必然的にminiDNS独自のプログラムで自動更新することになります。
自動更新
独自の更新プログラムminiupdateを使います。
インストール
miniDNS.netからminiupdateのアーカイブをダウンロードし、展開します。
% gzip -dc miniupdate-0.7.tar.gz | tar xvf - % cd miniupdate-0.7
あとはREADMEに書かれている通りにビルド/インストールすれば良いのですが、私は以下のように独自にカスタマイズしました。
まず、pid ファイルを root 権限が不要な場所に作成するよう、miniupdate.h を修正します。
66c66 < #define DEFAULT_PID_FILE "/var/run/miniupdate.pid" --- > #define DEFAULT_PID_FILE "/path/to/anywhere/miniupdate.pid"
configure 実行時には --sysconfdir は指定せず、--prefixのみ指定します。
% ./configure --prefix=/path/to/anywhere
これでroot権限は不要なので、後は手順通り。
% make % make install
設定
--prefixで指定したディレクトリ下の etc/miniupdate.confに設定ファイルの雛形が出来ているので、これを修正します。
項目 | 設定値 | 概要 |
---|---|---|
login_id | xxxxxx | miniDNSのログインID |
hostname | xxxxxx.minidns.net | miniDNSで登録したドメイン名 |
password | xxxxxx | miniDNSで設定したパスワード |
interface | ここで指定したインターフェースからIPアドレスを取得する。独自にIPアドレスを取得する場合には削除可能 | |
no_public_ip | true | ルータ等に Global IPが割り振られており、サーバ自体が登録したいIPを持っていない場合にはtrueを設定 |
log_file | /path/to/anywhere/miniupdate.log | miniupdateプログラムのログファイル |
実行
以下のようにして実行します。
-vでVerbose表示指定も出来ます。
% miniupdate -c miniupdate.conf
なお、IP を明示的に指定して、miniupdate にIP取得処理を実行させない場合には以下のように-aでIPを指定します。
% miniupdate -c miniupdate.conf -a xxx.xxx.xxx.xxx
問題なければ、crontab 等に設定して定期的に実行するようにします。