ClamAVをdaemontools配下で動かす

最終更新日時:2010-04-27 19:13:26
ClamAV daemontools

概要


ClamAV の clamd をデーモンとして稼働させず、daemontools 配下として動作させる方法を紹介します。
ここで記述している方法がベストというわけではなく、あくまでも一例です。
ここで紹介している設定により、clamd が何らかの原因でダウンしたとしても、daemontools により自動的に起動し直されますので、ダウンタイムが最小限で済みます。
なお、clamd がフリーズ状態となる、もしくは、ウイルスチェック機能が正常に機能していない、といったプロセス自体が生きている場合には回復しませんので、clamd 自体の監視は別途設定しておくことをおすすめします。

設定方法


まず、適当に clamd の daemontools 用のディレクトリを作成します。

 # mkdir /project/clamd


起動ファイル run を以下のように作成します。

 #!/bin/sh
 exec /usr/local/sbin/clamd


なお、clamd のログは clamd 自体の設定で出力させるようにするので、daemontools 側ではログの設定は行いません。

あとは、これらを daemontools に認識させればOKです。

 # chmod 755 /project/clamd/run
 # ln -s /project/clamd /service/clamd


念のため稼働状況を確認します。

 # svstat /service/clamd



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