RRDtool

最終更新日時:2010-05-10 15:02:05
その他UNIX系

RRDtoolとは


RRDtool(Round Robin Database Tool)は、その名の通り、収集したデータの格納にラウンドロビンデータベースを利用してグラフの作成を行うツールです。
ラウンドロビンデータベースとは、新しいデータを追加する際に古いデータを順次上書きして保存する(ことによりラウンドロビンと呼ばれている)データベースです。
どれだけのデータを残しておくのかをあらかじめ決めるのでデータサイズを気にする必要がなく、肥大化しないので処理速度も低下しません。
一般的には、MRTG や Cacti のバックエンド(グラフ作成)として利用されることが多いようです。

インストール


1.0.49 の例です。
※ 1.4.x とはかなり異なるので注意。

まず、公式サイトからアーカイブを取得し、展開します。

 % gzip -dc rrdtool-1.0.49.tar.gz |tar xvf -
 % cd rdtool-1.0.49


あとはおきまりの手順。

 % ./configure
 % make
 % su
 # make install


Perl モジュール RRDs


RRDtool には RRDs という Perl モジュール があり、これもインストールすることが出来る。
RRDs を指定したディレクトリにインストールする場合には、configure で以下のように指定することで実現可能。
※下記の例は /project/perl/lib 以下にインストールする。

 % ./configure --with-perl-options="PREFIX=/project/perl INSTALLPRIVLIB=/project/perl/lib INSTALLSITELIB=/project/perl/lib INSTALLARCHLIB=/project/perl/lib INSTALLSITEARCH=/project/perl/lib"


実際にインストールするには、別途以下を実行する。

 % make site-perl-install


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