Xaw3d

Xaw3d は Xaw (Athena widget) の見栄えをよくさせたものといえばいいでしょうか。
Xaw3d の使用に対応しているアプリケーションでは、Xaw の代わりに Xaw3d を使用すると立体的な部品が使われるので、見栄えが良くなります。
また、特に Xaw3d を意識して作られていないアプリケーションに対でも、Xaw を使用しているアプリケーションであれば基本的に Xaw3d に変更することができ、見栄えをよくすることができるようです。

インストール

Xaw3d-1.5 の例です。

まず、アーカイブを ftp.x.org 等から取得します。
次に、XFree86 のソースを展開したディレクトリ（ xc というディレクトリがあるディレクトリ）上で 取得したアーカイブを展開します。
すると、xc/lib/Xaw3d というディレクトリが作成されるので、そこに移動します。

 % cd /Src/XFree86-4.2.0
 % gzip -dc /tmp/Xaw3d-1.5.tar.gz | tar xvf -
 % cd xc/lib/Xaw3d 

次に Linux でビルドするためのパッチをあてます。
このパッチはXaw3d 使用の kterm のコンパイル方法に置いてあります。

 % gzip -dc /tmp/Xaw3d-1.5_linux_scbt.patch.gz | patch -p1 

あとは、README.XAW3D ファイルに書かれているとおりやればＯＫ・・・・のはずなんですが、、、

 % ../../config/imake/imake -I../../config/cf -DTOPDIR=../.. -DCURRENTDIR=lib/Xaw3d
 % make includes 

は成功するのですが、

 % make depend 

で、何故か失敗します(/o＼)
仕方ないので、私は以下のようにして対処しました。

 % mkdir X11
 % mkdir X11/Xaw3d
 % cp *.h X11/Xaw3d 

後は、README.XAW3D のとおりです。

 % make depend
 % make
 % su
 # make install