中国高速鉄道脱線事故

2011-07-28

ちょっと時間が経ってしまったが、23日に起きた中国高速鉄道の脱線事故について。
こんな凄まじい事故が起きたこと自体がビックリなのだが、その後の事故処理に口あんぐり。
まだ生存者がいるかもしれない事故車両を重機で破壊して、土中に埋めるなんて。
埋めたら無かったことにでもなると思っているのだろうか!?
こんなに分かりやすい証拠隠滅を堂々とやるとは、ホントに中国はすごすぎる!!
中国の鉄道技術は世界最高!みたいなアピールの真っ最中にこんなことをやるとは、ホントに失笑を禁じ得ませんな。

それにしても、こんな大事故から1日半で原因も分からぬまま運行再開って、頭がどうかしてるんじゃないの!?
誰がこんな殺人列車に乗るのだろうか。。。。

http://mainichi.jp/select/world/news/20110725dde001030025000c.html

 【温州(中国浙江省)隅俊之】中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の追突事故で、鉄道省の王勇平報道官は事故発生から丸1日が過ぎた24日深夜、現地で初めて記者会見し、追突した列車から運行記録装置(ブラックボックス)を回収したことを明らかにし、「状況が判明すれば直ちに公表する」と明言した。追突した列車の運転士(死亡)と運行管理センターとのやりとりなど、事故の人的要因の有無も大きな焦点になりそうだ。

 一方、事故現場では24日午前、高架橋から落下した先頭車両が重機で粉々に砕かれ、土中に埋められた。計器類がある運転室も埋められたため、インターネット上では「証拠隠滅ではないのか」との批判が高まっており、事故原因の情報開示がどこまで進むかも焦点に浮上している。

 事故は浙江省杭州発福建省福州南行きのD3115列車が停止し、後続の北京南発福州行きのD301列車が追突。報道官は国営新華社通信などの取材に「落雷による設備故障が原因」と語ったが、会見では「具体的な原因は調査中」と述べるにとどめた。

 一方、25日付の中国紙「新京報」は追突原因について、落雷で衝突回避システムがダウンしたとの見方のほか、先行列車の運転士が停止情報を運行管理センターに送っていなかった▽運行管理センターから追突した列車に適切な停止指示が出ていなかった▽追突した列車の運転士が危険情報の通報システムのスイッチを切っていた--といった人災の可能性を指摘。

 当局はブラックボックスの解析を通じて事故直前の運転士の対応や、事故前の信号機確認の状況、運行管理センターとのやりとりを検証するとみられる。

 一方、追突した先頭車両が土中に埋められたことに対して、王報道官は会見で「地面がぬかるんでおり、機械を現場に入れるための危険回避の措置だ」と反論。ただ、検証作業は24日に行われておらず、当局はむしろ運行再開を急ぐ方針を明らかにした。

 埋設は「発展の象徴」である高速鉄道のイメージダウンを最小限にとどめたい中国指導部の意向が反映されている可能性もある。

 一方、新華社通信によると、事故が起きた区間(寧波-温州南)で25日午前、運転が再開された。事故からわずか1日半での運転再開は大きな議論を呼びそうだ。


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