携帯電話と飲酒

2012-03-09

本家 /. で以下のような書き込みがあったらしい。
※転載元は財経新聞


運転中のスマートフォンの使用、大麻やアルコールより危険
http://www.zaikei.co.jp/article/20120307/97512.html

eggy 曰く、 イギリスのInstitute of Advanced Motorists(IAM)によれば、運転中にスマートフォンを使用すると反応が38%程も遅くなるとのことで、これは大麻やアルコールよりも運転能力を低下させることになるのだという(本家/.、Tech Week Europe、IAM報告書)。

 IAMの調査によれば、スマートフォン上でのソーシャルネットワーキングは37.6%、メールの送信は37.4%も反応を鈍くさせるに比べて、大麻の吸引は21%、制限アルコール濃度レベルの飲酒は12.5%程度であった。また深刻なことに、17歳から24歳の若者のうち24%が運転中にスマートフォンを操作していることを認めたという。

 若者にとってスマートフォンは生活の一部となりつつあるが、「行政やSNSプロバイダーは、運転中のスマートフォンの使用は自身だけでなく他の人の命も危険にさらすことになると説明する努力がより一層求められる」とIAMのSimon Bestチーフエグゼクティブは 述べている。



個人的には、何を今頃、、、、という感じ。
もちろん、飲酒と言っても人によるし、その量や種類によっても大きく異なるのだが、いわゆる酒気帯びの状態と携帯操作であれば、圧倒的に携帯操作の方が運転中は危険だろう。
従って、酒気帯び運転よりも携帯操作による運転の方を厳しくして然るべきだと思うのだが、実際には携帯操作の罰則は、「減点1点、3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金」と非常に軽微。
5万円以下の罰金と言ったって、実際には 5,000~7,000 円の反則金を納めればOKなので、本当に軽微中の軽微な違反である。
これに対して、酒気帯び運転の方は、もっとも軽微なケースでも「減点13点、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」と、ものすごく重い。
しかも酒気帯びを含めて飲酒運転の場合には、他の違反も同時に発生した際には加算されるので、非常に重い罰則になる。
別に飲酒運転の罰則を軽くしろとは言わないが、それなら携帯操作の罰則を最低でも酒気帯び以上にすべきだろう。
そうでないと意味がわからん(-_-#
結局のところ、マスコミ等が飲酒運転を取り上げ、それで盛り上がった世論で人気を得ようとして飲酒だけ罰則を大幅強化したとしか思えない。
逆に、携帯操作の罰則を大幅強化すると、叩かれると思ってるんじゃないかな?
確かにそれで不便だと思う人は大勢いるかと思うが、人命がかかってるのだからそんなの当たり前だろ。
ホント、この国の考え方はおかしいですな。


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